篠窪の名所の二番目にあげられるのが三嶋社の椎ノ木森。富士見塚から300メートルほど東方にあり、境内の森は6000平方メートルほど。神社には事代主之命や大山祇之命 などが祀られている。
神社の森は昔から「椎ノ木杜」と呼ばれているように、椎の巨木が23本もある。神社入口の鳥居脇にある巨木は根回り8メートルもあり参拝客を招くように道路寄りに傾いてそびえている。幹は洞になっており根元には椎ノ神が祀られている。社殿の周囲には椎の巨木がうっそうと茂り、昼なほ暗い神秘的な雰囲気を漂わせている。また珍しいカゴノキの大木も1本生えている。
参道脇には地元俳人が昭和3年に神社に奉納した[木菟鳴くや 雨露千年の椎の森」という句碑が建てられているほか、鳥居右手には「椎ノ木杜」という石碑も建つ。社殿周囲に在る椎の巨木を巡る小道も設けられており、縄文時代を思わせる原生樹種の椎の巨木古木を見ることが出来る。