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三嶋社・椎ノ木森

 篠窪の名所の二番目にあげられるのが三嶋社の椎ノ木森。富士見塚から300メートルほど東方にあり、境内の森は6000平方メートルほど。神社には事代主之命や大山祇之命 などが祀られている。

神社の杜は神奈川県の銘木百選に選定されている。椎ノ木のそばにはその説明板がある。

神社の森は昔から「椎ノ木杜」と呼ばれているように、椎の巨木が23本もある。神社入口の鳥居脇にある巨木は根回り8メートルもあり参拝客を招くように道路寄りに傾いてそびえている。幹は洞になっており根元には椎ノ神が祀られている。社殿の周囲には椎の巨木がうっそうと茂り、昼なほ暗い神秘的な雰囲気を漂わせている。また珍しいカゴノキの大木も1本生えている。

篠窪・三嶋社社名碑。令和5年4月祭日に除幕式が行われた。石は茨城県桜川産の御影石。
三嶋社入口。社前の道は昔の矢倉沢往還路が通っていた。
椎の巨木の根元にある大きな洞は迫力がある。

 参道脇には地元俳人が昭和3年に神社に奉納した[木菟鳴くや 雨露千年の椎の森」という句碑が建てられているほか、鳥居右手には「椎ノ木杜」という石碑も建つ。社殿周囲に在る椎の巨木を巡る小道も設けられており、縄文時代を思わせる原生樹種の椎の巨木古木を見ることが出来る。